当院では、内科、外科、人工透析、検査、手術を行っています。

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・月・水・金は夜間透析を行っています。夜間透析の最終返血は21時までです。
・無料Wi-Fi完備

臨時透析も随時受け付けています。事前にお問い合わせ下さい。

お申し込み受付は「電話でのみ」となります。

不明な点や、メールでの問い合わせ頂くことも可能です。
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透析通院される患者さまで通院困難な方を対象に、送迎サービスを行っています。
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ご利用にあたっては利用条件および利用規約に従っていただきます。
詳細につきましてはお問い合わせください。

一般に、腎臓の働きが30%以下になり、体の中の環境を一定に維持したり老廃物や余分な水分を排泄できなくなった状態を言います。たんぱく尿、血尿、むくみ、高血圧の四大症状が現れ、尿の量は多くなったり少なくなったりします。腎不全には、腎臓の働きが急激(時間または1日単位)に悪くなる「急性腎不全」と、月または年単位で悪くなる「慢性腎不全」とがあります。

手術や外傷、発熱などで出血や脱水を起こした後に、むくみ、高血圧、不整脈(心不全)などの症状が急速に現れます。一般に、発症後2~3日経つと、1日の尿量が500ml以下になります。しかし、原因が取り除かれ適切な治療を受けることにより1~2週間で尿量が2,000ml以上に増加し、その後治癒します。

慢性糸球体腎炎や糖尿病性腎症、腎硬化症、慢性腎盂腎炎などが長く続いた時に慢性腎不全となります。進行を遅らせることはできても、元の状態に戻すことはできません。透析療法もしくは腎移植を行わない限り、尿毒症となり生命を維持することはできません。慢性腎不全の進行状態を診るには、血清クレアチニン値を測定して判断します。血清クレアチニン値が2mg/dl以上になると初期の慢性腎不全になったと判断し、8mg/dl以上になると透析が必要になります。

腎炎が1年以上続いた場合のことで、急性腎炎が慢性に移行するものと、その他の原因でなったものの二つのタイプがあります。高血圧、むくみ、貧血などの症状を起こします。

糖尿病の管理が悪く高血糖状態が続くと、糸球体や血管の障害が進行します。その状態が長期間続くと、たんぱく尿、高血圧、むくみを生じ、腎不全に移行します。

高血圧が長く続くと腎臓内の細い動脈が硬化します。腎硬化症は、この動脈硬化によって腎臓を通る血液の量が減り、老廃物が排泄しにくくなった病気です。

腎臓の中で袋状ののう胞が多く発生に、腎臓を圧迫して肥大させ、腎臓に障害を与える遺伝性の病気です。高血圧や貧血を伴い、症状がゆっくりと進行して腎不全になります。

細菌が腎盂・腎杯および腎皮質にまで感染して炎症を起こした病気です。感染・炎症を繰り返していると慢性糸球体腎炎と同じような症状を起こし、腎不全に移行します。

痛風の原因である尿酸が結晶化して腎臓に蓄積し、炎症が尿細管に起こり、さまざまな腎障害を起こす病気です。
この他に、ループス腎炎、腎結石、妊娠腎、悪性高血圧症などがあります。

腎不全が進行し、腎機能が10%以下になるとさまざまな症状が現れます。

はじめは疲れやすい、だるい、吐き気、むくみなどの症状が現れます。それが進行すると、咳、息苦しさ、歯肉・胃からの出血、痙攣などの症状が加わってきます。さらに眼底出血、視力低下、味覚異常などの症状が現れます。この状態では尿はほとんど出なくなり、本来なら体の外に排泄されるべき老廃物(毒素)が溜まって尿毒症状を引き起こします。

  • ナトリウム

むくみや血圧上昇の原因になります。

  • カリウム

高カリウム血症を引き起こし、手足や唇のしびれ、脱力感、場合によっては不整脈や心停止をもたらすこともあります。

  • リン

かゆみの原因となり、さらに関節や血管に骨の成分を沈着させ、骨や関節を障害し動脈硬化を進展させます。

  • 尿酸

関節に溜まり、痛風を起こします。

腎不全を引き起こす原因となっている病気を治療するとともに、尿毒症に進行しないように対処しなければなりません。そのための保存療法として「食事療法」「薬物療法」があります。しかし、これらは腎不全の進行を遅らせることしかできません。

急性腎不全の場合は90%近くの患者様が完全に治癒しますが、慢性腎不全の場合は進行を遅らせることはできても完全治癒は不可能です。そして、病状が悪化して尿毒症にまで至ってしまうと「透析療法(血液透析や腹膜透析)」を行わなければならなくなります。

「腎移植」もありますが、日本では腎臓の提供が少なく、普及しているとは言えないのが現状です。

腎不全の状態からさらに進行し尿毒症に至ってしまうと、腎臓の働きに代わる治療を行わなければなりません。透析療法は腎臓の代わりに、体に溜まった老廃物を体の外に出す治療法で、血液透析と腹膜透析があります。

  • 尿毒素の除去
  • 余分な水分の除去
  • 電解質バランスの是正
  • 血液pHの是正

保存療法(食事療法や薬物療法)だけでは腎不全の進行を抑えることができず、尿毒症状が強く現れたり、日常生活を送るのが困難になった場合には、透析療法を開始しなければなりません。

透析療法の開始時期は、臨床症状、残存腎機能の程度、日常生活の障害度、年齢や原因疾患をもとに判断されます。その際、もっとも重要なのは臨床症状です。

疲れやすい、吐き気、吐き気、嘔吐、食欲不振、息苦しさ、呼吸困難、出血傾向、しびれ、痙攣など

血中尿素窒素(100mg/dl以上) 血清クレアチニン(8mg/dl以上)

カリウム(6mEq/L以上) ヘマトクリット(20%以下)

透析療法を受けなければならなくなっても、職業やライフスタイル、生活パターンなどを考慮し、自分に合った透析療法を選択することができます。そして、透析療法と上手に付き合うことによって社会復帰が可能となり、以前とあまり変わらない生活を送ることができます。

血液をいったん体の外に出し、人工腎臓(ダイアライザー)の透析膜を通して血液中に溜まった老廃物と余分な水分を取り除き、きれいになった血液を体の中に戻す療法です。通常、週に2~3回通院し、1回に4~5時間かけて行います。

患者様自身の腹膜を透析膜として利用し、血液をきれいにする治療法です。手術によってお腹に挿入したカテーテル(管)から、通常1.5~2Lの透析液をお腹の中(腹腔内)に入れ、1日4回程度交換します。液量や回数は患者様の体格、体調、検査データなどによって決定します。1回の透析液交換にかかる時間は約30分です。

透析液の交換は、自宅や職場などでご自分の生活リズムに合わせて行えます。そしてバック交換時間以外は自由に行動できます。

腎臓病の治療では、食事療法や薬物療法を続けて、社会復帰を心がけることが大切です。定期的に診察を受けて指示を守り、日常生活を自分で管理できるように心掛けましょう。

症状がなく、体調が良いと感じられる適正体重を絶えず維持しておくことが大切です。そのためにも「飲水量」と「尿量」をチェックしておくとよいでしょう。そして、食事指導による塩分やたんぱく質の量をきちんと守りましょう。

降圧剤を服用する前に、必ず血圧を測定し、主治医に指示された服用方法を守りましょう。

毎日決まった時間に排便する習慣をつけましょう。そのためには繊維質の多い食べ物を多く摂取し、便秘にならないように気をつけましょう。

服用しているお薬の使用目的をよく理解し、必ず決められた時間に決められた量を服用しましょう。

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